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IPCL

IPCL

ICLよりも見え方の質が高いとされ、老眼などの視力矯正も可能な眼内コンタクトレンズ。

About

IPCLとは?

IPCL(Implantable Phakic Contact Lens)は、近視や乱視を矯正するために眼の中に挿入する、最新の「有水晶体眼内コンタクトレンズ(フェイキックIOL)」です。

レーシック(LASIK)やPRKといった角膜を削る屈折矯正手術とは異なり、患者様ご自身の水晶体を温存したまま、虹彩(茶目)の裏側と水晶体の間のスペース(後房)にレンズを固定することで視力を回復させます。

IPCLは、2025年4月に日本の厚生労働省より医療機器としての承認(承認番号:30700BZX00071000)を取得しました。世界的には2013年にすでにヨーロッパの安全規格であるCEマークを取得しており、イギリス、ドイツ、フランスなどの欧州諸国をはじめ、世界約40ヶ国以上で使用されている実績のある医療機器です。

Features

IPCLの最大の特徴:
5,005通りの「テーラーメイド」設計

IPCLが他の眼内レンズと大きく異なる点は、その圧倒的なバリエーションによる「適合性(フィット)」へのこだわりにあります。眼の大きさや形は指紋のように一人ひとり異なります。既製品の服を着るのではなく、オーダーメイドのスーツを仕立てるように、患者様の眼に最適なレンズを選ぶことができるのがIPCLの強みです。

13種類のサイズ展開による安全性

従来の有水晶体眼内コンタクトレンズでは、レンズのサイズ展開が数種類に限られていることが一般的でした。しかし、レンズのサイズが眼の内部空間(毛様溝径)に合っていない場合、レンズが水晶体に触れて白内障を引き起こしたり、逆に大きすぎて眼圧が上昇したりするリスクがありました。

IPCLは、レンズの全長(サイズ)を11.00mmから14.00mmの間で、わずか0.25mm刻みで調整した13種類ものサイズを用意しています。この細やかなサイズ設定により、レンズと水晶体の間に適切な距離(ボールト)を確保し、合併症のリスクを最小限に抑えることが可能となりました。

広範な度数対応

度数についても、近視度数は-3.0Dから-20.0Dまで、乱視度数は+1.0Dから+6.0Dまで、それぞれ0.5Dステップで細かく用意されています。これら「球面度数35種類」×「円柱度数11種類」×「レンズサイズ13種類」を組み合わせることで、実に5,005種類ものパターンが存在します。この豊富な選択肢の中から、医師が患者様の眼に最も適した一枚を選定することで、精度の高い視力矯正と長期的な安全性を実現します。

Technology

レンズの構造とテクノロジー

IPCLには、眼の生理機能を妨げず、かつ光学的な性能を高めるための数々の独自技術が搭載されています。

革新的なホールデザインと房水循環

眼の中には「房水(ぼうすい)」という透明な液体が循環しており、眼圧を一定に保ち、水晶体や角膜に栄養を届けています。IPCLには、この房水の流れを阻害しないよう、複数の微細な穴(ホール)が計算された位置に配置されています。

ホール名 役割
セントラルホール
Central Hole
レンズ光学部の中心に設けられた穴。房水をレンズの前面から後面へとスムーズに流します。
オプティカルマージンホール
Optical Margin Hole
光学部の周辺上部に設置され、光の反射や散乱を抑えつつ、房水流を確保します。
オプティックハプティックホール
Optic Haptic Hole
レンズの支持部(ハプティック)の根元に4つ設けられており、効率的な循環をサポートします。

これらのホール設計により、従来の手術で必要とされていた「術前虹彩切開」が不要となり、患者様の眼への侵襲が大幅に低減されました。

生体適合性の高い「ハイブリッド素材」

レンズの素材には、眼内レンズやコンタクトレンズの素材として長年の実績がある「ヘマ(HEMA:メタクリル酸2-ヒドロキシエチル)」とアクリルを配合した「ハイブリッドアクリル」が使用されています。この素材は、水分を含んだ柔らかい性質を持ちながら、形状を保つ適度な弾力性(コシ)を兼ね備えています。生体適合性が非常に高く、眼内で異物反応を起こしにくいのが特徴です。また、紫外線吸収剤が含まれており、有害な紫外線から網膜などの眼の奥の組織を守る機能も備えています。

独自形状による安定性と低侵襲性

IPCLは、レンズ本体の形状にも眼への負担を最小限に抑える工夫が施されています。

形状 特徴
スムースエッジデザイン レンズの縁(エッジ)は極めて薄く滑らかに加工されており、接触する虹彩への刺激や色素沈着(色素が落ちる現象)を防ぐ設計になっています。
3つのハプティックパッド レンズを固定する支持部の先端には独特なパッド形状が採用されており、眼内の固定位置(毛様溝)での安定性を高めています。
アッパーライトノッチ レンズの右上には小さな切り込み(ノッチ)があり、手術中に医師がレンズの表裏や向きを瞬時に判断できるように設計されています。

スマートトーリックシステム(乱視用モデル)

乱視用モデル(IPCL T V2.0)には、レンズの回転を抑える「スマートトーリック」システムが採用されています。

乱視矯正においては、レンズの軸がずれると矯正効果が著しく低下してしまいます。IPCLは独自の支持部形状により、眼内で水平方向に自然と安定するように設計されており、高い乱視矯正効果を持続的に発揮します。

Optics

光学性能と見え方の質

IPCLの光学部径(度数が入っている部分の直径)は6.6mmと大きく設計されています。これにより、瞳孔が広がる夜間や暗い場所でも、光のにじみ(ハロー・グレア)の影響を受けにくく、質の高い見え方を維持します。

また、角膜を削る手術ではないため、角膜の形状変化による高次収差(微細な歪み)の増加がほとんどなく、コントラスト感度の高い、鮮明な視界が期待できます。

Flow

IPCL手術の流れ

手術は誰でも不安があります。
だからこそ、経験豊富な当院の医師にお任せください。

1

瞳孔を広げる

瞳孔が広がる目薬を差して、痛みを感じなくするための点眼麻酔も行います。レンズを挿入するため、角膜の縁を切開します。

2

眼内にレンズを設置

切開した箇所からレンズを眼の中に挿入します。挿入したレンズは虹彩後面と水晶体の間に設置します。

手術終了

手術は終了です。切開した角膜は自然に治癒します。手術開始から終了までは、両眼行う場合でも10分~20分程度です。

*IPCLとICLの手術の内容に大きな違いはありません。

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